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第2のパパは胚培養士!

 

生殖補助医療(Assisted Reproductive TechnologyART

高度生殖医療技術(Advanced Reproductive TechnologyART)

 

どちらも、アートですが、このアートにおいて重要な役割をはたしているのが、

エンブリオロジスト(Embryologist) です。

もともとこの言葉は発生学や胎生学の研究者をさしていましたが、

最近では不妊治療に携わる専門技術者を指してこう呼ぶようになりました。

 

エンブリオロジストには2種類の資格があって、

日本臨床エンブリオロジスト学会が認定する認定臨床エンブリオロジストと

日本卵子学会が認定する生殖補助医療胚培養士です。

 

どちらも国家資格ではなく、クリニックのラボに携わるために、

そのどちらかの資格が必要というわけではもありません。

現在ではエンブリオロジストの70%は臨床検査技師ですが、

資格を何も持たない人もいます。

 

ARTは医療行為なので、国家資格が欲しいものですが、

厚労省は国家資格の検討もしていない状況にあります。

 

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  (FIHのエンブリオロジスト)

 

現在の不妊治療はエンブリオロジストなしではできません。

医師の中には「自分はコンビニの店長みたいなもの」

と自認する人もいるくらいです。

 

つまり不妊治療にかかる様々な工程の全てはエンブリオロジストが行って、

医師はそれを任せているだけの状態です。

 

TESEにおける精子の回収、精液処理と凍結、採取した卵子の観察、

顕微授精(ICSI)、受精卵の培養、胚の凍結、ラボの管理など

エンブリオロジストが行う業務は多岐にわたります。

 

最近ではエンブリオロジストはラボを飛び出して、

不妊治療する患者さんと面談し、

カウンセリングまで行うようになりました。

 

不妊治療する患者さんには、実際に処置を行ったエンブリオロジストが説明したり、

情報提供したりするので、エンブリオロジストは

第2のパパと呼ばれたりすることもあるようです。

 

今やクリニックの妊娠成功率の良し悪しは

エンブリオロジストの技術の差によって決まるといっても過言ではない状況です。

 

言うなれば良いクリニックには必ず腕の良いエンブリオロジストがいるのです。

 

例えばICSIの場合、エンブリオロジストは

どの精子を選ぶのか?(奇形のない、運動性能の良い精子

どの卵子を選ぶのか?(形も大きさも、色も違う卵子

を決定し、選んだ精子を極細のガラス針で卵子に挿入し受精させます。

ICSIにはエンブリオロジストの技術と経験が必須です。

 

そうして出来た複数の受精卵のランクは、その育ち方と見た目の状態で決まります。

もちろん一番グレードの高い胚を移植したい思いは共通ですが、

それが一番よく分かっているのは実際に胚を培養しているエンブリオロジストなので、

医師はエンブリオロジストの意見を聞いて移植する胚を決めるのです。

 

エンブリオロジストは技術と経験が必要ですが、

例えば使用する顕微鏡が変わってしまうと見え方が変わってしまって、

精子がどこにいるのか分からない。卵子がどこかに行ってしまった。

という状況が発生するような微妙な仕事をします。

 

すべてのARTクリニックに優秀なエンブリオロジストがいて欲しいですね。

 

名クリニック、名医のもとに名エンブリオロジストありです。

そう遠くない将来には、

「このエンブリオロジストに顕微授精をお願いしたい」

と指名して、

所属するクリニックに患者さんが集まるようになる時代が

来るかも知れませんね。

 

 

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