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女性ホルモンの基礎知識(その4)

女性ホルモンのエストロゲンは、肌や髪をきれいにしたり、

骨や血管を守り、自立神経を安定させる働きがあることは、

このコラムの女性ホルモンの基礎知識(その1)に書きました。

エストロゲンはまさに女性にとっては守護神のような存在です。

一方で乳がんや子宮がんのリスクを増やし、子宮筋腫子宮内膜症の原因となり、

月経痛やPMS (プレ・メンス・シンドローム)を引き起こします。

エストロゲンにはプラス面もマイナス面もあるのです。

 

女性の体に深く関わり、ホルモンの波で女性を翻弄する女性ホルモン。

この女性ホルモンのエストロゲンですが、一生のお付き合いかというと、

そうではありません。

 

エストロゲンが女性の体をコントロールしているのは、

初潮から閉経までの約40年間です。

 

個人差はありますが、女性ホルモンは30歳を過ぎると徐々に減少していきます。
女性ホルモンの減少はまず妊娠力の低下に現れます。

 

女性がお母さんのお腹の中にいる胎児の時に、

卵母細胞は実に700万個の卵子を作り、その後卵母細胞自体は消えてしまいます。

つまり卵子はその時に作られたものが全てで、その後は新しく作られないのです。

卵子は女性が生まれる前に作られますから、

卵子の年齢は女性の年齢+1歳と考えると良いでしょう。

例えばあなたが、40歳であるなら、卵子は全て41歳。

女性とともに、卵子も同様に年齢を重ねて年を取るのです。

700万個あった卵子ですが段々と減っていき、

その後初潮を迎える頃には20万個程になっています。

 

この20万個の卵子は閉経時にはゼロ個となりますが、その過程はこうです。

卵巣では生理周期とは無関係に1日平均30個から40個の卵子が育ち始めますが、

そのほとんどはすぐに消えてしまいます。

 

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数ヶ月くらい成長を続けた卵子は医師が目で観察できるくらいの大きさとなります。

卵胞期初めの卵巣には15個から20個程度の卵胞が観察されて、

1日に1.5〜2ミリずつ大きくなります。

 

卵胞が1センチほどになると、その内一番大きな卵胞が主席卵胞となり

さらに大きく育ちますが、残りの卵胞は全てしぼんで消えてしまうのです。

 

こうして主席卵胞は約2センチ程まで成長し排卵します。

つまり排卵するまで成長することのできる卵子はとても少なくて、
初潮の頃に存在した約20万個の卵子の内、0.2%程度しかありません。

(続きます)

 

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