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エッグドナーさんの手紙①

アクトワンには現在約100名のエッグドナーさんが登録しています

これらのエッグドナーさんは、

どこかのエージェントのように登録の公表数だけは大きけれど、

実際にドナーとして渡航できる人はあまりいないので、

せっかく時間をかけて5人のドナーさんを選んだのに、

連絡がつかないなどの理由で、結局その全員に断られたとか、

ドナー登録はあってドナーファイルを見ることもできるけど、

そのほとんどが幽霊ドナーさんで実態がないということはありません。

 

なぜならアクトワンのドナーさんは、

すべて登録から1年以内のドナーさんばかりだから。

実際に渡航可能なドナーさんがとても多いのです

 

先日ハワイのクリニックでエッグドナーとして採卵したドナーさんから、

今回の経験について、思ったこと、感じたことの手紙をいただきました。

とても真面目で真摯でひたむきなドナーさんで、

いただいた手紙を読んでみても、その人柄が分かりますね。

とてもボリュームのある手紙ですので2回に分けてご紹介したいと思います。

 

今回はその1回目です。

 

エッグドナーのこと

エッグドナーについては元々知っていたわけではなく、

たまたまネットサーフィン中に見かけたのがきっかけでした。

不妊に悩むご夫婦に自分の卵子を提供するというのは衝撃的でしたが、

そこまで強く子供を望んでいるのに授からないご夫婦が

たくさんいるという不公平さが辛くなり、

私でも協力可能かいくつかのエージェントに問い合わせをすることにしました。

 

アクトワンさんを選んだのは設立間も無い会社のようでしたが、

どこよりも早くとても丁寧なお返事をくれたからです。

それでアクトワンさんに決めました。

登録をしても選ばれなければドナーにはならないですし、

少しでもレシピエントさんの選択の幅が広がればという思いで登録したので、

ドナーとして決まった時は驚きました。

 

実際にブライダルチェックを受け、ピルの服用を開始し、

ドナーであることを少しずつ自覚しながら数カ月を過ごしていくと、

少しでも状良い卵子を提供したいと思うようになり

食生活や睡眠時間などかなり気を使うようになりました。

 

渡航してからは事前に聞いていた通り、

毎日決まった時間に注射をするのですがとても怖かったです(笑)

 

注射が苦手なので、慣れたのはほぼ最終日に近い10日目くらいでした(笑)

 

細い針ではありますが針なのでそれなりに痛いですし、

薬の注入箇所が血管ではなく脂肪なので

ぷっくりと圧迫されるような違和感がありました。

私の場合副作用が比較的強めに出たので

吐き気と気持ち悪さがありましたが、

レシピエントのご夫婦のことを考えると頑張れました。

 

卵子の成長が遅く採卵が当初の予定より1日遅れたときは焦りましたが、

採卵日を決める診察の際に「エクセレント」と言われた時はホッとしました。

 

ハワイのクリニックの院長はネットでとても評判が良かったし、

採卵前の準備中に顔を出して声をかけてくれたので

採卵は意外と怖くなかったです。

初めての全身麻酔は怖かったですが、

手術室で看護師さんとおしゃべりをしている間に寝てしまい、

起きたら採卵はあっさりと完了していました(笑)

 

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    (FIHの採卵後の休憩室)

 

採卵後も特に出血も痛みもほぼなく、看護師さんから

「採卵のために子宮を大きくしているので、

それが小さくなる時に痛むから体調の良いうちに

早めに帰国してしまったほうが良い」

と言われ、採卵の翌日、当初の予定通りの帰国となりました。

 

採卵翌日の帰国で大丈夫なのか不安でしたが、

帰国した翌朝にお腹が痛くなったので大正解の帰国のタイミングでした。

採卵まではもうとにかく不安でしたが、

26個の卵子が取れたと聞いた時はすごく嬉しくて

今までの大変さは全て吹き飛んでしまいました。

 

誰でも出来るわけでなくいつでも出来るわけではないこの経験は、

私にとってとてもかけがえのないものです。

もしまた選んでいただくことがあれば、

ご協力させていただきたいと思います。

 

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